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「写真屋さん」と思われたら、その時点でダメなんですよ。 フォトセブン7(大阪府泉大津市) 代表取締役 辰巳大作 様
フォトセブンさんは、これからのデジタルニーズを見据えて、店頭端末機CT-1/2を運営のメインにおいた経営スタイルに転向。前年対比で月売り上げ3倍という実績をあげておられます。
今回は、その売り上げ拡大の秘密についておうかがいしてみました。これからのデジタル時代のミニラボ店のあり方について、いくつもの大きな指針を感じられるインタビューです。
フォトセブンだから7分サービス。その場で持ち帰れるイメージ作ることが大切です。
イメージ南海本線泉大津駅からほど近い場所に店舗をかまえるフォトセブン様。取材にうかがった時も、小さい子供を自転車に乗せた若い母親が、次々に店頭受付機「CT-1」「CT-2」でプリント注文をされているところでした。お店も、扉を開けたままのオープンなイメージで、CT-1/2での受付・出力の時間待ちのためのキッズコーナーがこのお店の顧客イメージをはっきりと伝えてくれていました。
「いまのお客さまは二回も来店されないんですよ。」開口一番辰巳さんは言われます。「私たちの業界では、いまだに1時間以内でのフィルム同時プリントが"速い"サービスであるということになっています。でも、デジタルカメラから写真の楽しさを知ったお客さまにしてみれば、自宅でのカラープリンタ出力も経験してますし、二度来店しなければいけないということ自体が面倒なんです。一時間以内も二日かかるのも同じことなんです。二回来店しなければいけないなら不便なお店でしかない。だから当店はその場で持ち帰れる店だということをアピールする必要があったんです。なので、"7分出力"にはこだわりました。」
確かに、いまのデジカメユーザーはプリクラシールの体験世代であり、「その場でプリント」が当たり前になっている方たちばかりです。とくにデジカメは、本体の液晶画面で、仕上がりイメージもだいたいは分かっていますから、フィルム現像の時のように「どんな仕上がりになっているかなぁ?」と「待つ楽しみ」もありません。
「待つことが楽しみじゃないから、二回来店はデメリットなんですよ。一時間近くかかったらどうしても二回来店しないといけいない。だから私は『写真屋さん』『DPEショップ』と思われると損だと思ってます。二回来店の店と思われることが心配でしたので、まずそのイメージから脱却することを狙いましたね。CT-1/2によるATM形式での受付パターンはそのイメージ転換のとても重要なポイントなんですよ。」とおっしゃる辰巳さんの戦略は、まず「写真屋さんイメージ脱却戦略」なのです。従来型の店舗と思われた段階でお客さまの足が遠のく。そこがもっとも危惧した点だとおっしゃいます。
そこで取られた具体的な「イメチェン作戦」が、
・  ドアは閉めない。オープン型にする。暑くても寒くてもガマン。
・  キッズコーナーを作って街行く人へも「その場出力」イメージをアピール。
・  受付はCT-2を中心にセルフ化。閉店後の銀行ATMのように対面販売イメージをなくす。
という手法だった、ということなのです。
「いまはなんとか子供用のすべり台を置きたいんですよ。店の外から見た目ではっきりと『その場で少し待って持ち帰りできる店』だとわかりますからね。」と明るくお話される辰巳さんからは新しい業態を、いま作り上げている活気が感じられました。
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まず考え方を改装する。それが大切なんです。
イメージ辰巳さんに改装の費用や具体的な機器構成についてお話をうかがおうとすると、「改装することが大切なのではなくて、考え方を変えることが重要なんです。」とまっ先に釘をさされてしまいました。「アナログからデジタルに写真の仕組みが転換している最中です。だから、いままでのミニラボ店で当たり前と思われてきたことは何でも、本当に効果的なのか確かめながら、まったく転換していく心構えが必要ですね。」
イメージ「たとえば」と言って見せてくださったのが、厚紙でできた紙箱。なんだろうと思ってうかがうと「DPE袋をやめたんですよ。同時プリントの場合はネガを入れる必要があったから、あのDPE袋が標準だったわけです。でも、デジタルプリントを主力にしていくなら、L判写真がきれいに整理できる、こんな紙箱にプリントを入れてお手渡ししたほうがお客さまにも便利じゃないですか。」と解説してくださいました。箱には日付やタイトルを書き込む空間もレイアウトされていて実に合理的で便利です。「いままで常識だったことを、本当にそうか?とうたがって検証してみることが必要なんですよ。当たり前になっていることこそ疑ってみる。そういう態度が必要なんじゃないでしょうか。」
イメージでも、その「検証」はどうやってすればいいんでしょうか?「お客さまに直接聞けばいいんですよ。別にむずかしいことじゃないですよ。アンケート用紙を作って、お手渡ししてお願いするだけでいいんです。そして、お店のサービスで、お客さまの役に立ってるかどうかわからないことを、素直に書き出してみればいいんです。質問項目を考えるだけで刺激になるし、全然発想も変わってくるはずです。」とおっしゃる辰巳さん。実際、店頭でのアンケートだけでなく、宣伝がてら、駅前で「ネガフィルムを差し上げます」というキャンペーンを行いながら、「フィルム需要が、いまお客さまの間でどの程度になっているのか」を肌で感じ取っておられるようです。
「実は、キッズコーナーを作るために、何か商品台を取り払わないといけなかったんです。なので思い切ってネガフィルムの販売をやめました。売り上げにも貢献していなかったので。これもそういう市場調査の結果があったからこそ思い切れたことなんですね。」何か新しいことをはじめるために、現実の市場をキチンと確認して着実に進める。大胆に見えながら、実は緻密に状況判断されている辰巳さんの成功の秘密を見た気がしました。
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アンチ・ホームプリント。勝てるライバルとの戦いに力を注ぎたい。
イメージDPE袋もフィルム販売もやめる。大胆な判断をしている辰巳さんですが、「考え方を変える」という点で大切なことがいくつもあると辰巳さんのお話からわかってきました。

たとえば、ライバルの捉え方。「競合他店をライバルと考えている経営者の方もおられるんですが、私はそういう考え方はしないんです。ミニラボ店のライバルはホームプリンタなんですよ。」と、対抗するべき「敵」イメージの変革も提案されます。

「まず、ミニラボ店のプリントの簡単さと品質の高さを知っていただく必要があります。お客さまはお店プリントの優位性をご存知ないだけで、その場で必要な写真だけを持ち帰れるサービスの良ささえ分かっていただければ、確実に繰り返し当店をご利用くださいますよ。ホームプリンタより当店で出力するほうが、簡単で、便利で、品質も高く、コスト的にも有利だとお客さまに実感いただいている。そういう手ごたえを感じています。」
つまり「ホームプリンタは勝てるライバルだ」、ということなのです。競合店との差別化や価格設定を考えるよりも、この「勝てるライバル」との戦いに経営資源を投入した方が賢い。そういうことなのです。
「実際お客さまはホームプリンタなんかで写真を出力されてませんよ。せいぜい年賀状のために年一回くらいです。時間もコストもかかるし、パソコンでの操作も面倒ですから。それはお客さまの動向などを見ていてひしひしと感じますね。」と自信を持って語られる辰巳さん。デジカメと言うと「パソコンプリンタで出力するもの」というイメージがどうしてもつきまとってしまいますが、一度ミニラボ店のデジタルプリントを体験いただければ、確実に再来店いただける潜在需要があると考えられるのです。そのためには「デジカメはパソコンプリンタで出力するもの」という考え方をこそ変えていかなければなりません。
「ただ、だまって見ていてはお客さまの考え方は変わりませんよね。実際にサービスを使っていただいて、良さをわかっていただかないと。そのためにいろいろな仕掛けを考えているんです。」と辰巳さんはおっしゃいます。「店頭の販売促進用のポスターや、新聞折込のチラシや各種のキャンペーンなどは、基本的に"おうちプリントよりお店プリントがお得"というアピールです。実際一度利用していただければ確実にリピーターになっていただけると思いますから。そういうアピールをするかしないかはとても重要でしょうね。」
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『デジカメ写真はお店でプリント』。この常識こそが我々の『主食』です。
イメージデジカメの台頭でミニラボ店は「デジタルプリントショップ」へと自らを変革して行かなければならないというのは、ひしひしと感じます。「しかし」と辰巳さんはこうもおっしゃいます。「デジタルだからと言っても画像処理や名刺プリントなどの付加価値プリントが販売の核になるわけではないんです。それらはいわば料理で言えばオカズであって、大切なのはゴハン、つまり『デジカメ写真を高品質なお店プリントで気軽に出力する』という当たり前の部分なんです。繰り返し食べていただける主食を大事にしなくては、おかずも食べてもらえない、ということなんです。」
確かに、いくらカメラがデジタルに変わろうとも、写真が持つ、
・  思い出を残したい
・  キレイなプリントで楽しみたい
・  人にあげたい、見せたい、手渡したい
という本質的なニーズは変わりません。
ミニラボ店の本質は、そういう写真が持つ楽しさやよろこびを提供することであるということは変わらないのです。その一番のポイントを忘れてはいけないということでしょう。フォトセブン様でキャンペーンのために『一枚10円プリント』などの低価格キャンペーンを期間限定で行った時など、MOなどのデジタルメディアに何十枚ものデータをためこんでまとめて出力されるお客さまがおられるそうです。
『大切な写真データはプリントしておきたい』
この潜在ニーズは決して小さいものではないということです。だからこそ、ホームプリンタよりも、美しく、手軽に出力できる、ミニラボ店の『デジタルプリント』を世の中に定着させていくことが、これからのミニラボ店にとって必要なことなのです。
写真は『現像所で焼いてもらう』時代から『一時間以内にプリントする』時代を経て『その場でプリントする』時代に変わってきました。その変化に対応しつつも写真の楽しさの本質は失わない。そういう発想が大切なのでしょう。
「いま課題なのは、お待ちいただいている7分間をいかに有効活用いただくか、売り上げにつなげるか、です。飲食などでも良いのかも知れませんが、良い案がないか検討中ですね。」とおっしゃる辰巳さん。今後写真をプリントするという業態はどう変わっていくのでしょうか? 我々のチャレンジもまだ始まったばかりなのです。
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フォトセブン7 様

フォトセブン様は、駅から数分、大型SC二店がならぶロケーションでの出店です。近隣は住宅街であり、ビジネスニーズは低く、やはりホームプリンタこそが一番の競合。店舗特性や地域性などを考えて、金券ショップ機能を店内に取り込んでおられます。

フォトセブン7 泉大津本店 地図 店舗面積:10坪
導入機器:3202トリプル使用/CT-1/CT-2/CT-2MD-1

〒595-0025
大阪府泉大津市旭町22-55
フォトセブン7泉大津本店
TEL:0120-73-4107

興味のある方は、お気軽に、営業所担当又は当店までご連絡下さい。
辰巳、濱口
TEL:0725-23-3881
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